1)プロローグ-山ちょこへの道-
わくわくする安らげる、そんな居場所を田舎に作ろうと始まった山ちょこプロジェクト。
その道のりを妻の私がここへ気楽に綴っていこうと思います。
そもそも田舎がいいな~なんて言い出したのは私の方。
父が岐阜の田舎育ちで、幼い頃は毎週のように家族で父の実家へ通っていました。
もぐらと共に田植えして、畑のトマトを丸かじり、大きな栗の木は袋に入りきらないほどの実をつけ、泥の付かない真っ白な雪だるまを作って遊ぶ。
外にあるぼっとん便所は怖かったけど、薪で焚くお風呂も恐々入ってたけど、ヤギのお乳はちょっと苦手だったけど、どんな体験も全部楽しかった。
時は流れて祖父母は亡くなり、家は人に貸したりと次第に変化していき、田舎での楽しい日々は過去の思い出になっていきました。
そして私も大人になって建築の仕事にやりがいを感じ始めていた頃、貴之に出会うのです。